音楽理論 第4回
2006.09.02 (土) 23:01
ugnag
4.トライアド・コード
今回から、コードの話に移る。
以前から言っている通り、コードの理論はメジャー・スケールが基本になる。
そこで、まずメジャー・スケールを用意する。
●−●−●●−●−●−●
これがメジャー・スケールだ。
説明のため、メジャー・スケールで使う音に名前を付けておく。
●−●−●●−●−●−●●−●−●●−●−●−●
@ A BC D E F@ A BC D E F
次に、スケール内の音のそれぞれに対し、次のことを行う。
「その音を1番目として、右に3番目の音と5番目の音を重ね和音にする。」
すると、
D E F@ A B C
B C DE F @ A
@ A BC D E F
という7つの和音ができあがる。
この7つのコードは、次のような特徴がある。
1.スケール内の音だけで構成されている。
2.構成する音は3つ。
3.それぞれ、3度の音程にある。
これを「トライアド・コード」という。
正しく定義すると、
「3度音程での3つの音で構成されるダイアトニック・コード」
となる。
説明していない言葉が2つある。
「3度音程」と「ダイアトニック・コード」だ。
「音程」というのは、2つの音の間隔をいう。
「度」というのはスケール上でどの位の間隔かを表す。
「1度」だと同じ音で、隣は「2度」だ。
同じ2度でも、スケール上の位置によって絶対的な間隔は異なる。
@とAは半音2つのづれだが、BとCは半音1つのづれしかない
ここがポイントだ。
「ダイアトニック・コード」というのは、スケール内の音だけで構成された和音のこと。
用語がたくさん出てきたので、頭を整理しておいて欲しい。
「用語」というのは必要だから名前が付いているわけで、必要だということは重要なのだ。
次に、7つのトライアド・コードのそれぞれに名前を付けておく。
D E F @ A B C
B C D E F @ A
@ A B C D E F
左から順に、
T ワン・メジャー
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