自炊で使いそうなImageMagickコマンド

2017.06.19 (月) 01:58
ugnag


自炊の際には、スキャン後に画像処理が必須だが、

それにはImageMagickを使うのが便利だ。


ただ、ImageMagickは膨大なコマンドがあり、

探すのだけでも一苦労。



そこで、よく使いそうなコマンドだけをメモ代わりに記述しておく。





●画像の回転(時計回り)

convert -rotate 30 tm931028b1.jpg tm931028b1_rotate.jpg

※反時計回りにするときは、360から減算する
※小数点も使えるようだ



●画像の2値化

convert -threshold 120 tm931028b1.jpg tm931028b1_thresh.jpg

※輝度値120以上の場合には白、120未満の場合には黒へ変換される。

※コントラスト☓4の処理後、しきい値を53000〜60000程度にすると、きれいになるようだ。

※しきい値を上げると黒っぽく、下げると白っぽくなる



※しきい値は、直接値は推奨されていない。
「ImageMagickの特定のビルドの量子深度のもの」
※推奨されているのはパーセント指定

convert -threshold 75% src.png dst.png

※パーセント値は、次のように算出できる。

1.ヒストグラムを取得

convert src.png -format %c histogram:info: histogram.txt

----- histogram.txt -----
7: ( 0, 0, 0) #000000 gray(0,0,0)
11: ( 1, 1, 1) #010101 gray(1,1,1)
8: ( 2, 2, 2) #020202 gray(2,2,2)
6: ( 3, 3, 3) #030303 gray(3,3,3)

.
.
.
1: (250,250,250) #FAFAFA gray(250,250,250)
1: (253,253,253) #FDFDFD gray(253,253,253)
1: (255,255,255) #FFFFFF gray(255,255,255)
-------------------------
コロンまでが集計値。
2行目では、
「階調度1のピクセルは11箇所」
最後の行では、
「階調度255のピクセルは1箇所」
という意味になる。
ただし、集計値が0の階調度は出力されていない。

threshold のパーセントで指定する値は、

階調度 ÷ 255 ☓ 100 以下を黒くする。

例えば、

階調度 185 → 72.549・・・ (185 ÷ 255 × 100)

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