パッドコードの値指定


入力制御文(ビット制御)を使うと、パッドコードのキー指定が楽になります。

パッドコードはそれぞれのキーを対応するビットで判断しますが、
複数キーの組み合わせでは値を作るのが面倒です。

マイナス形式ではさらに面倒になります。

ここでは、入力制御文(ビット制御)を使ったキーの指定方法を説明します。


例として、コードサイト「自然」に掲載されている「テイルズオブデスティニー2」の「自作」内のコード
「エンカウント制御03.07.02追加」を使用します。

----------------------------------
エンカウント制御03.07.02追加
0CXXXXXX 1456E5A5
1CXXXXXX XXXXXXXX
1CXXXXXX XXXXXXXX
通常は常に敵が出現しません
L3を押すとその瞬間にエンカントします
----------------------------------
*XXXXの部分は無断転記にならないように伏せています。

このコードの1行目を復号化すると、

D0XXXXXX 00000200

となります。

これはデータ部の下位2バイトを比較するコードで、0200hはL3キーです。

従って、PCEで0CXXXXXX 1456E5A5の行コメントに
{######## ####pppp}
を入力します。

また、このゲームのパッドコードはプラス形式だと書いてありますので、PCEのタイトルコメントにプラス形式のパッド数値表(表1)を入力します。
コードコメントに記述しても動作しますが、タイトルコメントに記述すれば1度の記述で複数のコードで使用できるので便利です。

これで、ポップアップするとL3にチェックが入っているはずです。

v1.30では、ビット番号でソートされてしまうので多少見にくいかもしれません。

v1.40では、

・記述した順序で表示するモード
・ボタンを押すだけで、パッドボタン表用の定義文(表1、表2)を挿入する機能

をサポートしました。

コメントウインドウにボタンがあります。

v1.30をお使いの方はアップデートして下さい。


表1

<プラス形式パッドボタン表> pppp= [bit] order:non msg:ニュートラル=0000 b2 :L1   (0004) b0 :L2   (0001) b9 :L3   (0200) b3 :R1   (0008) b1 :R2   (0002) b10:R3   (0400) b4 :△   (0010) b5 :○   (0020) b6 :×   (0040) b7 :□   (0080) b8 :sel  (0100) b11:start(0800) b12:↑   (1000) b13:→   (2000) b14:↓   (4000) b15:←   (8000) 表2
<マイナス形式パッドボタン表> qqqq= [bit]R order:non msg:ニュートラル=FFFF b10:L1   (0400) b8 :L2   (0100) b1 :L3   (0002) b11:R1   (0800) b9 :R2   (0200) b2 :R3   (0004) b12:△   (1000) b13:○   (2000) b14:×   (4000) b15:□   (8000) b0 :sel  (0001) b3 :start(0008) b4 :↑   (0010) b5 :→   (0020) b6 :↓   (0040) b7 :←   (0080)